ショート&ボブが大好きなガッキーが、顔の輪郭が気になる女性におススメする髪型。
特に丸顔さん、四角顔さん、エラが貼っている、アゴをすっきり見せたい方におススメのショートボブ。
顔の輪郭は隠すだけじゃカバー出来ない!大事なのは髪型のシルエットと肌の見える面積!
美容師やってると沢山のお客様と接して、沢山のお悩みを聞きます。
髪の悩みももちろんありますが、それよりも多いお悩みは、顔の形や輪郭に関するお悩みがとても多いです。
だいたい下記のようなお悩みをお持ちの方が多いですね。
- アゴのラインが気になる
- エラの張り方が気になる
- 顔の丸さ(四角さ)が気になる
- おでこの狭さ(広さ)が気になる
- 頭が大きく見える
こういったお悩みを持っている方がめちゃめちゃ多い!
もちろんそれらを解決するために美容師は頑張るわけです。
今日紹介するショートボブは、特に丸顔さん、四角顔さん、エラが貼っている、アゴをすっきりと見せたい人に是非挑戦して貰いたい髪型です。
丸顔さんは髪で顔を隠せば隠すほど丸くなる!四角顔さんは髪で顔を隠せば隠すほど四角くなる!
丸い顔をまんべんなく髪で隠せば見える肌の部分も丸くなってしまうし、ヘアスタイルも丸くなってしまいやすいです。
同じく四角さを気にしている方は、髪を抑え付ければ抑えるほど、四角さを強調してしまいやすいです。
髪で隠したいのはわかりますが、逆効果の場合が多いです!
出すとこ出して、隠すとこ隠しましょう!
肌の見える面積と髪の見える面積で顔の輪郭の印象は変わります。
いつもカットの時に考えているのは、肌の見える面積がどれくらいかと、髪のボリュームによって見える髪の面積。
内側の見え方と外側の見え方、この2つで輪郭の見え方は変わってきます。
髪でしっかり顔を隠して輪郭を小さく見せていても、髪のシルエットが丸くなってしまうと結局見た感じは丸くなってしまいます。
おでこは少し見せてあげて肌の見せ方が、ひし形に近くなるようにしてあげるとバランスよくキレイに見えます。
前髪の三角ゾーンと髪型のひし形シルエットがポイント!
前述したように、前髪を少し流しておでこを見せる。
髪型のシルエットをひし形に近づける。
この2つのポイントだけでも、丸顔さん、四角顔さんは大分カバー出来ます。
前髪に三角ゾーンを作る事によって、肌の見せ方を縦長に見せる
三角ゾーンを作ると、内側の輪郭がひし形に近づき縦長の印象になりますね。
これだけもバランスが良くなります。
あまりおでこを出し過ぎるのはNGなので、流すとおでこがしっかり出てしまいやすい方は、巻いた入り前髪パーマをしたりしてゆるいカールを付けると上手くいきますよ。
ヘアスタイルのシルエットをひし形に近づける事によって、全体のバランスを良く見せる
トップにふんわりとボリュームを出す、サイドに程よいボリューム加減を出す、毛先がすっと収まり重く見えすぎない様にカットする。
よく美容師は、黄金シルエットと言ったりしますが、バランスよく髪型がキレイに見えやすいシルエットです。
シルエットをキレイに出すのは、美容師のカット技術の力とお客様の家での髪のスタイリングが大切です。
カットは、後述しますがレイヤーを程よく入れた軽すぎず重すぎないシルエットの作り方が、髪型にも家での扱いやすさにもかかわってきます。
肌の見える幅、髪の見える幅のバランスも大切
髪の方が幅が大きいと頭が大きく見えますし、逆にペタンコにボリュームが無いと顔が膨張して見えます。
この辺も、カットの毛量加減やシルエットの作り方、家でのセットの仕方によっても変わってきます。
カットする時は、家での扱いの時に丁度スタイリングがし易いかそうで無いか?考えながらセニングで髪の量を調節しています。
2016年はレイヤースタイルが流行るかも?
めちゃ重ためボブが流行った数年前から、徐々に軽いシルエットの髪型にシフトしていってる流れですが、2016年辺りはもっとレイヤースタイルの方が多くなるんじゃないかと思います。
レイヤーが流行ると言っても90年代に流行ったシャギーのような感じでは無く、もっとお客様が可愛くなれる髪型を上手くレイヤーを使って似合わせる事が出来る技術が必要になってくるんじゃないかと。
まとまりのあって扱いやすさはそのままに、適度な空気感や軽さが表現できるレイヤーを上手く取り入れた髪型が人気が出そうですね。
軽すぎず重すぎない、柔らかい質感のボブシルエットとかキレイで素敵です。
毛先にかけて軽くなっていくショートボブスタイルは、あごラインをすっきりとキレイに見せてくれるのと、首を細くすっきりと見せてくれる効果もあります。
髪色は10トーンのモカベージュ
深みのあるアッシュ系の髪色で、光の透け感で軽さと透明感が引き立ちます。
秋色を合わせて上品な可愛さを意識したメイク
シャドウはピンクベージュをアイホール全体にのせ、目の際にはカーキをグラデーションにぼかしてます。
下まぶたの目じり側2/3にもピンクベージュをのせています。
チークは、やや上よりにピンクオレンジを指でのせて強すぎないフレッシュな感じに。
リップは淡いベージュをのせてから、ピンクのグロスで瑞々しさを出しています。
ヘアスタイルはカット+スタイリング
カットが上手くてもそれを生かせるようにスタイリングしないと意味がありません。
逆もしかりでスタイリングが上手くてもカットが下手だと思うように扱えません。
美容室での仕上げでは、美容師がカットからスタイリングまでやりますが、家ではお客様がスタイリングをしないといけません。
美容室でした、今日のカットの家での扱い方やスタイリングの方法は、お客様に必ずアドバイスが必要だと思います。
切りっぱなしで終わりでは無く、スタイリングの仕方をお客様に伝える事もとても大事ですね。
Model:伊波絵梨花さん(いはえりか)
HairMake・Makeup・Photograph:ガッキー