前髪が上手く流せない方の為のスタイリング講座。
慣れれば朝の前髪スタイリングが3分で終わってしまう方法。
流し前髪を作る時にストレートアイロンを使うメリット
前髪は顔の印象を決めるとても大事なパーツ。
上手く扱えば小顔効果も期待できるし、目力だってアップできる!
今回紹介するのは、ストレートアイロンを使った前髪のスタイリング方法です。
まずはストレートアイロンを使う事によるメリットはというと?
1、火傷しない
カールアイロンを使って前髪にカールを付けて流しバングも出来ますが、前髪が短ければ短いほど火傷の危険性が高まります。
お客様でも火傷してしまった話や、ご来店されたら絆創膏が貼ってあった事もよくみかけますね(-_-;)
ストレートアイロンの場合、挟む内側だけ熱を持つので火傷の危険性は大幅にダウンします。
2、数秒でカールが付く
カールをつける方法は様々ですが、カールをつける時間は10秒以内です。
マジックカーラーやブラシブローと違ってあっという間にカールが付きます。
朝が忙しいOLさんでも前髪だけでもキレイにセットして後はポニーテールにして出勤出来ます。
3、ミニサイズ(バング専用)の商品がある
使いまわしし易く、繊細な動きに対応できるミニサイズの商品があります。
重さも軽くて持ちやすいし、コードレスのストレートアイロンもあります。
「外出先のお手洗いでちょっと前髪を直したい」なんてことも出来ますよ。
ストレートアイロンでのスタイリング前の注意点
ストレートアイロンを使って流し前髪を作る前にやっておきたい事と知っておきたい事。
スタイリングをする時よりも大切な事かも知れません。
知っておくと失敗を防げたり、時間短縮出来たりします。
1、前髪の乾かし方がとても大事
ストレートアイロンは乾いている髪に使うのですが、その前に前髪を乾かす時に注意したい大切な事です。
前髪は人によって生え方も違うし髪質も十人十色です。
乾かし方を気を付けるだけで、ストレートアイロンを使う時の失敗を減らす事が出来ますよ。
【必ず分け目を消すように地肌をこすりながら乾かし、根元は流したい方向とは逆側に向くように意識して乾かす】
またまた絵心の無い雑な絵ですみません(笑)
絵の矢印を見てもらうと、始りが流したい方向とは逆に向かっているのが解るでしょうか?
前髪の根元が反対を向いているかいないかで、スタイリングのしやすさもキレイな流し前髪が作れるかどうかも変わってきます。
乾かし方は別記事でも書いているので参考にして下さいね。
2、ストレートアイロンの温度は120度~140度がベスト
髪へのダメージを抑える為、失敗した場合も修正が利きやすい温度です。
髪質によって丁度良い温度は違うので、自分の髪に合う温度を見つけて下さい。
いつもサロンワークでは140度でやっている事が多いです。
200度とかパワーMAXでやるのは絶対やめた方がいいです。
温度が高い分早くカールが付くし、温度が高い方がカールが長持ちすると思われがちですが、髪へのダメージはMAXですし、カールが付き過ぎた、もしくは途中で前髪が折れてしまった時などに修正がしづらくなります。
乾燥気味の髪質の方の場合は、オーバードライ(乾燥しすぎ)になってパサパサでまとまりが全く無くなる場合もあるので、高温でのストレートアイロンの使用は控える事をお勧めします。
3、ほんの少量の洗い流さないオイルトリートメントを馴染ませておく
必須では無いですが、やっておくとがダメージもオーバードライも防げます。
特に髪が乾燥しやすくて静電気が起きやすい方は付けておいた方が良いですよ。
(※つけ過ぎはダメ・オイルタイプ以外はダメ)
4、髪を挟んだら毛先まで通し終えるまで絶対に途中でストレートアイロンを止めない
これはとても大切で途中でストレートアイロンの動きを止めると、かなりの確率で髪が折れる(ガクッと角が出来る)可能性があります。
ストレートアイロンは、名前の通り本来は髪をストレートにする為の道具なので、挟む面がプレート状になっていて平坦でカールがありません。
途中でとめてしまうと、熱の当たり方にムラが出来てしまい、プレートの角でラインが出来てしまうので要注意です。
通すスピードに変化はあっても良いですが、止めないようにしましょう。
ストレートアイロンを使った流し前髪の作り方
そしてようやくストレートアイロンを使ってスタイリングしていきます。
前述の事が出来ているとスムーズに流し前髪が作れますよ。
1、前髪を流したい方向とは逆方向に水平に引っ張る
流す方向とは逆です。
この時にクシでといたりして髪の毛1本1本が同じ方向に向かってキレイな面になっていると上手くいきます。
前髪を持つ手は、ストレートアイロンを使う利き手とは反対の手持ちます。
毛先をつまんで持つよりも、指と指の間に毛先を挟んで髪が平べったくなっているとやりやすくなります。
2、ストレートアイロンを中間よりも根元寄りにいれる
根元寄りからストレートアイロンを入れて、毛先にかけてカールをつける事によって、柔らかくフワッとした流し前髪を作る事が出来ます。
アイロンは最初ギュッと挟むのではなく、髪が落ちないくらいのギリギリの力加減で挟むと上手くいきます。
3、アイロンを止めずに毛先まで動かしながら、手首を少しづつひねってカールをつける
少しテクニックがいる大事なポイントです。
根元付近からストレートアイロンで挟んだら、常に毛先に向かって動かしながら手首を少しづつひねりながら通していきます。
水平に引き出した前髪に対して、水平にストレートアイロンを入れているので、そのまま毛先まで真っすぐに通すとストレートになってしまいます。
毛先に向かって進むにつれて手首を回転させていき、ストレートアイロンのプレートが回転していくように通します。
↑の写真は真っすぐに引っ張った状態。
↑の写真は手首を回転させていった状態。
↑の写真は、毛先を通す時のアイロンの向きです。
水平に入れたストレートアイロンが、垂直まで回転しているのが解りますね。
プレート以外は熱くないので、反対側を手で添えながらストレートアイロンを通していっても大丈夫です。
前述したように途中で止めてしまうとラインが残ります。
力いっぱい挟んでアイロンを滑らすと硬くペタンとした前髪になります。
通すスピード、回転させる角度、ストレートアイロンの温度設定などは、髪質と希望の前髪によって変わってきます。
3、毛先まで挟んだ頃から流したい方向にストレートアイロンを抜いていく
毛先がストレートアイロンのプレートの中に入り切ったくらいから、流したい方向にゆるく引っ張りながら通していきます。
※そんなに強く引っ張っていかなくても大丈夫です。
ココまでの工程でストレートアイロンを使う作業は終わりです。
1回で丁度良いカールが出来ていれば終わって大丈夫ですし、もう少しカールが欲しい場合やちょっと納得できない形になってしまった場合は、改めでやり直していきます。
コーム(クシ)で整える
今回使ったのは、リングコームと言って片面がクシ、片面が棒状になっているモノですが、クシが付いていれば大体のモノで代用できます。
根元から毛先まで流したい方向に優しくといてあげて形を整えます。
この時に根元から毛先までのゆるく流れるカーブを意識してコームを通してあげると良いですね。
必要に合わせてスタイリング剤を使う
必須ではありませんが、用途別に分けてみました。
1日キープさせたい・ふわっとさせておきたい
キープスプレーもしくはハードスプレーを使います。
場合によってはワックスを少量使います。
使い過ぎはべたっとパリッとなってしまうので注意です。
毛先に束感を出したい
柔らかめのワックスを少量使います。
毛先をつまむ様にスタイリングするのがコツです。
ウエットな質感にしたい
プロダクトワックスなどオーガニック系の油分の多いワックスを使います。
前髪の中間から毛先にかけて、馴染ませるような感じで付けます。
つけ過ぎに注意です。
まとめ
慣れてしまえば本当に簡単に流す前髪を作る事が出来ます。
夜お風呂あがって寝る前の乾かし方に少し気を付けてあげると、次の日の朝のスタイリングがとても楽になりますし、コームで前髪をといておいてその後ストレートアイロンを使うだけでも仕上がりは変ります。
ちょっとしたポイントを押さえておく事によって、やりやすさは断然違ってきますので出来る事、思い出した事からでいいので習慣になるように意識していきましょう。
ハッピーな流し前髪生活を送ってくださいね☆
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