パーマをかけて気付いたら髪がパサパサになってしまっているそこのあなた!
そんな状態になるんだったらパーマしない方がいいんじゃない?
パサパサになってしまう原因と解決方法。
【Q】パーマをかけると数か月後には髪がパサパサになってしまうんですけど!?
【A】コールドパーマやデジタルパーマをかけない方がいいです
って結論にはなってしまうんですが、それじゃ話が終わっちゃうので。
まずはパーマをした髪の特徴を考えてみましょう。
パーマをかけた髪は乾燥しやすい
パーマは人工的にくせ毛を作っているイメージです。
キレイに扱っていない場合だと、髪のまとまりが少なく髪の毛1本1本が空気に触れる機会も多くなるので必然的に髪から水分が奪われます。
動きを出す=髪の毛1本1本がランダムに動く
髪から水分が飛んで行ってしまうのは避けて通れないですね。
人工的なカール(パーマ)はキューティクルが脆くなる
パーマは人工的にカールを作っているので、髪の曲面のキューティクルは脆く崩れやすくなります。
普段真直ぐな髪が曲げられた場合、外側は引っ張られ内側は圧力をかけられます。
髪が無理しちゃってる状態ですね。
これに乾燥が加われば、ダメージの進行は倍速で進みます。
次に髪がその状態になる原因を考えてみましょう。
●パーマが強くかかりすぎて髪にダメージが残った、使うパーマのお薬が強すぎた
これは明らかに技術者側のミスです。
必要以上のカール、もしくは髪の状態に適さないパーマのお薬を使った場合パサツキは出てきます。
ダメージが原因でのパサパサは、次の日から手触りもゴワゴワし乾燥した感じの髪質に変わります。
対処法はヘアケアをしっかりして乾燥させないようにする。
髪が非常に乾燥しやすい状態になっていますので、出来るだけ乾燥しすぎないように日中でもヘアオイルやヘアクリームなどで保湿するのが大事になります。
●もともとダメージのある髪に頑張ってパーマをかけた
実際のサロンワークではこの原因のお客様が多いような気もします。
「ホントはあまりパーマをしたくないな」
「こんな状態の髪にパーマが出来るか!?」
「弱めのお薬で何とかダメージを抑えてパーマをかけよう」
心の中でこんな叫びが出てきた美容師さんも少なくないはず。
特に新規来店でパーマを希望される方などに多いかと思います。
「パーマは出来るけど、2か月後パサパサになるよ?」
「今回はパーマは出来ません」
僕は言っちゃいますが、ハッキリ言ってあげた方がお客様の髪の為ですしね。
頑張ってパーマかけたこともあるけど、「家でのヘアケアめちゃめちゃ頑張ってね」と伝えても9割の方はそう簡単に家でのケアが出来ませんorz
案の定、次回来店の時に「あー・・・パサついているなぁ。パーマやるんじゃなかった」と心の中で思っている事も多々あります。
勿論、ホームケアをしっかりとされていてパサツキなんて言葉には縁が無い女子力高めの方もおられます。
対処法はお家でのヘアケアをしっかりとする
美容師はお客様に家出の髪のアドバイスを理解してもらえるように話す。
●美容師が最高のパーマをかけたと自画自賛するくらいの時
髪のコンディションも良く、お薬選定もばっちり、カールもお客様の理想のカールがキレイに出ているとき。
それでも2か月後にパサつく可能性は大いにあります。
お家でのヘアケアがちゃんと出来ていなかった場合はパサツキは当然感じる事となります。
対処法はお家でのヘアケアをしっかりとする
ベストな状態のパーマでも必ずパサツキは出てくるので、そうならないようにしっかりとヘアケアをする。
ダメージが無いパーマは存在しません
どんなパーマでも必ずダメージはあります。
そのダメージを進行させないようにするヘアケアが大切ですね。
気付いたらパサパサなんて事が無いようにホームケアにも力を入れて頂きたいです。
とにかく乾燥から髪を守る
どんな健康毛でもパーマ後ほったらかしにしていると、引っかかりやパサツキが必ず出てきます。
今まで以上に保湿してあげる事は大切ですね。
洗い流さないトリートメントとかは、1日3回でも良いくらいです。
ヘアケアを習慣づける
たまーにヘアケアするようでは意味がありません。
毎日ちゃんと習慣にした方が、キレイな状態をキープ出来ます。
キレイに保とうとする意識を強く持つ
パーマをキレイに保とうと強く思っていないと、気付いたらパサついちゃってるかもしれません。
普段以上に紙への意識が大切になりますね。
ヘアケア関連の記事は下記のリンクから
美容師さんは・・・
髪の現状をしっかりと把握してあげた上でお客様のライフスタイルと照らし合わせ、パーマの選択肢を提示してあげるのが大切なんじゃないでしょうか。
それと、パーマをかけて終わりじゃなくて2か月後に髪がどうなっているのか?
パサつかせない様に家で扱うためには、どうしたらいいのか?
そういったアドバイスもとても大切になりますね。
「パーマは絶対にしない方がいい」
とは言いませんが、お客様の髪の状態、ライフスタイルと照らし合わせた上で提案させて頂きたいですね。