オラプレックスを導入した後、実は自分の頭で実験していました。
オラプレックスって何?という方は、下記リンク先の過去記事をチェックしてくださいね。
数年ぶりにブリーチしました!
オラプレックス(OLAPLEX)を試してみる
お客様におススメするものは、まず自分で試してみる!
これは僕の中でのポリシーです。
オラプレックスも実際に効果があるのか?無いのか?
しっかりと試してみて、効果を実感できるのであれば自信をもっておススメ出来るし、もし効果がいまいちならサロンのメニューにあろうがおススメはしません。
薬剤にしろホームケア商品にしろ、自分が提供したい髪を作るには必要なのか?必要ないのか?
その基準でいつも使うものは決めています。
このオラプレックス。
もうすでに140ヵ国で使われていて、ダメージを極限までカットするらしいのです。
しかし僕は、基本的にメーカーが商品に付ける謳い文句はまず疑ってかかってしまいます。
話半分で内容はしっかり聞いておきつつ、実際に試してみて効果を実感出来て初めて信用出来ます。
と言うことでまずは自分の髪でブリーチを使って実験することにしました。
ブリーチはカラーの中では一番髪へのダメージが強く、髪が受ける負担はかなりのものになります。
だけど、透明感のある髪色や色味がキレイな髪色にしたい時は必要になってくるのがブリーチなんです。
髪色の透明感と鮮やかさを取る代わりに、髪の健康さを失うことになります。
ブリーチが一番違いが分かりやすいと考えたので、数年間ブリーチをしたことが無い髪を久しぶりにガッツリ明るくしました。
【Before】オラプレックスブリーチをする前の状態
最後に染めたカラーは何だったっけな・・・
確か6トーンくらいのアッシュブラウンだったような気がします。
だいぶ色落ちしてベージュになってしまって、黄ばんだ感じがしますね。
ちなみにガッキーの髪のコンディションは、
・猫っ毛(細い・柔らかい)
・パサつきやすい
・ボリュームが出ない
・ダメージを受けやすい
・最近のカラーは8トーン以上では染めていない
・ヘアケアはばっちりやっている(oggiottoシャンプートリートメント・ミルクタイプの洗い流さないトリートメント)
基本的に乾かすときに髪は引っかかりません。
むしろoggiottoの力でサラサラフワッと仕上がります。
この状態の髪をセンターで分けて、向かって左側はオラプレックスを使い、右側はオラプレックスを使わずにブリーチを行います。(本人から見たら右側がオラプレックス有り、左側がオラプレックス無し)
そして、ブリーチ後・カラーON後・1ヵ月後の髪の状態をチェックします。
なのでブリーチをしたのは、昨年の12月の初旬になります。
オラプレックスを使ってブリーチカラー
営業後に暇をしていた(?)バリバリ仕事ができる1年目のともえ(@sonoda1009)と、Jrスタイリストのシマダー(@sauvage_mune)に半分ずつ塗ってもらいました!(ありがとう)
手前のタブレットはお客様が雑誌を見る用になってます。
久しぶりのブリーチは痛かった・・・
頭皮保護スプレーをしっかりしてもらったのでまだましだったとは思いますが。
お客様の中でも頭皮がしみやすかったり、痛くなりやすい方はしっかり頭皮保護スプレーさせて頂きますので、ご来店の際は遠慮なく申し付けて下さいね。
猫っ毛で染まりやすい方なのでグングン明るくなっていく自分の髪を見て、ガイジンみたいになれると期待を胸にワクワクしていました。
【After】ブリーチ後の髪にオラプレックスの効果は感じれるか?
そしてブリーチが終って乾かした状態がこちら。
見た目では全く違いが良く分かりませんね・・・
左右で明るさの違いが出るなどの、ブリーチの効果を抑えてしまう感じはありませんでした。
それよりもガイジンとは違う、どちらかと言えばヤンキーになってました。
見た感じでは非常に分かりづらいですが、オラプレックス無しでブリーチを行った髪は毛先がややパサついて触ったときはざらつきと引っ掛かりを感じるのに対して、オラプレックス有りでブリーチを行った髪はパサつきを感じず触り心地もスッとまとまる感じであまりダメージを感じませんでした。
ブリーチのダメージが全くなくなった訳ではなく、軽減されているのを感じました。
髪が濡れている状態の時は、ブリーチ前に比べて髪がダメージを受けている感覚は左右どちらも感じ、オラプレックスを使用している方もオラプレックスをしていない方もきしみを感じました。
乾かしていくにつれ、毛先の質感と手触りに違いが出てきました。
ケアカラーで髪色を調節
流石に金髪のままではただの田舎ヤンキーになってしまうので、この金髪にケアカラーで染めます。
もう明るくする必要が無いのと、透明感よりも色持ちを重視したかったので、髪に優しいケアカラーで色味だけ入れました。
このケアカラー、ブリーチ後のしみやすい頭皮に全く刺激を与えず、髪と頭皮に優しいカラーです。
透明感には限界があるので若干沈んだ色味になりますが、それでも髪に優しく色持ち良い色が染まってくれます。
えっ?染める前と変わんないですと??
これは染める前の写真ではありません!
元の色に戻しました。
どうせ色落ちしてきますしね。
ガッキーの髪の毛はコンディションが良かったせいか、ブリーチのダメージに髪が耐えてくれたので、見た目の仕上がりでは違いが分かりづらい結果となりました。
オラプレックスを使った側と、オラプレックスを使わなかった側では、色の染まり具合にそこまで違いは感じられませんでした。
毛先のダメージ具合には大きな差が出るので、オラプレックス有りの方を触るとしっかりとブリーチのダメージ軽減の効果が出ていますね。
ブリーチ以外でも、ハイトーンのカラーや脱染剤など髪の負担が大きいお薬では、オラプレックスを使うと違いを感じやすいですが、ダークトーン系のカラーなどではダメージ軽減効果は感じづらいかも知れません。
キレイな髪を作っていくには、毎回のカラーなどのダメージを極力減らすことはかなり有効的な手段なので、美容師としては毎回オラプレックスを使用してカラーをしたくなります。
オラプレックスはカラーだけでなく、パーマや縮毛矯正にも効果がある
カラーでのオラプレックスの効果について書いてきましたが、カラー以外で髪に負担を与える技術、パーマや縮毛矯正などのダメージもしっかりと抑えてくれます。
オラプレックスは、お薬のパワーを弱めるのではなく、髪の強度を上げてダメージに対する耐久力をつけるイメージです。
なのでお薬の効果はそのままに髪の負担を減らすことが出来るんですね。
オラプレックスブリーチをして約1ヵ月後の髪の状態
12月初めにオラプレックスブリーチを試してみてから、年をまたいで約1ヵ月後の髪の状態です。
この1ヵ月間の髪の扱い方は、
オッジィオット シャンプートリートメント
乾かす前はエルジューダエマルジョン(ミルクタイプ)
でヘアケアしています。
オラプレックスブリーチの施術直後は、ヘアケア次第で毛先までしっかりまとまりを感じれていたのですが、1ヵ月経つと髪に変化が表れてきました。
左右同じように乾かしても、オラプレックスをしていた側に対してオラプレックスをしなかった側は、毛先にパサつきが現れるようになりました。
左右の違いとしてパサつき・ゴワつき・毛先の枝毛の量、に差を感じます。
カラーの色持ちに関しては、ほんの少しだけオラプレックスを使っている方が良く残っているかな?という微々たる差です。
髪が濡れている時のきしみに関しては、そこまで違いは感じません。
オッジィオットのシャンプートリートメントを使っているのでかなりダメージ補修出来ていますが、それでもブリーチ毛はまだまだヘアケアが必要になってきますね。
【まとめ】オラプレックスは効果がある!
1ヵ月ちょっとに渡ってオラプレックスブリーチの経過を確かめてきましたが、実際に髪へのダメージを抑える効果はあるようです。
前述しましたが、お薬のパワーを弱めるのではなく、髪自体の強度を高めてダメージに強くするという効果です。
カラーだけでなく、パーマやデジタルパーマ、ストレートパーマや縮毛矯正、などにも効果があります。
そして実際に使ってみての体感ですが、トリートメントの補修力をアップさせる効果も感じることが出来ました。
オラプレックスの効果の特徴
・パサつきを抑える(手触りのザラツキ)
・ゴワつきを抑える(髪のしなやかさ)
・ハリコシを与える(髪の中身がスカスカにならない)
・1ヵ月後の毛先の状態が良い(枝毛になりにくい)
おススメの髪の状態の人
・ブリーチをしたい人
・ハイトーンカラーをしたい人
・すでに髪のダメージが強い人
・キレイに髪を伸ばしていきたい人
・まとまりの良い髪にしたい人
・パーマがすぐにだれてしまう人(落ちてしまう人)
・縮毛矯正をしたい人
これらの人にはオラプレックスは特におススメです。
美容師としては、極力髪に負担をかけずに技術を行いたいので、全てのメニューにオラプレックスを使いたいところですが(笑)
気になる方や使ってみたい方はご相談下さい。