普段はあまりブリーチはおススメしていないんですが、たまにはブリーチオンカラーする時もあるんですよね。
今回染めた色は、ほぼ白っぽくしたかったので落ちてきた時に丁度良くなるように最初は濃い目に染めている「ホワイティグレージュカラー」です。
仕上がりはこんな感じになっています。
光に透けるとほぼ「灰色」のホワイティグレージュカラー
ブリーチは髪が傷むし、色持ちなんかの面でもデメリットが多くあるので、施術するときは気が引けるんですが・・・
普段なかなか出来ない彩度の高い髪色や、透明感たっぷりの透け感なんかを表現できるので、美容師として気合が入る技術ですね。
お客様の中には何人かは、ブリーチオンカラーを行うお客様もいらっしゃいます。
今回は、一度ブリーチの技術を行っている髪で、数ヵ月経って地毛のメラニンが結構落ちて、クリーム色っぽいアンダーカラーになっている状態からスタート。
ブリーチのリタッチを行ってから、全体的に9トーンのプラチナと6トーンのバイオレットアッシュを(9:1)で配合して染めています。
仕上がりはこんな感じです。
目標はほぼ白っぽくする予定だったのですが、仕上がりでベストな状態だと、色落ちが早くてすぐに金髪に戻ってしまうんでいつも濃い目に染めます。
この仕上がりでも、髪が水に濡れている時は結構暗く見えて、乾かして光を通す様になってくるとこれくらいの明るさになります。
オレンジや赤を全く感じさせない、マットなシルバーの仕上がりです。
ここから巻くとさらに光を通しやすくなるので、こんな感じになります。
透明感抜群ですね。
ほぼ白っぽく見えるグレージュカラーです。
ポイントは、バイオレットアッシュを少々混ぜることで、髪に残っているイエローを抑え込みプラチナの色をキレイに発色させます。
黄が残っていると少し緑がかった仕上がりになります。
美容師さんなら大体の方は、やってるであろう隠し味ですね。
このホワイティグレージュカラーなんですが、結構濃い目に染めていても色持ちはお世辞に良いとは言えません。
1週間くらいで黄色さが出てきて後は、3週間~4週間ほどで色が抜け切ってもとの金髪に戻ります。
髪の扱い方、ヘアケアなどで少し前後しますが大体それくらいです。
持ちが悪いというデメリットはありますが、それでも透明感たっぷりの超ハイトーングレージュにしたい方はチャレンジしても良いんじゃないでしょうか?
こんかカラーもやってますよー!
という記事でした。