シャンプーは泡立ちがイイ方が髪に良いですか?【美容師のQ&A】

泡立ちの良いシャンプーで洗った後は、すっきりさっぱり洗えた感がありますよね。

市販のシャンプー、ノンシリコンシャンプー、アミノ酸系シャンプーなど色々な種類がありますが、泡立ちの良いシャンプーは果たして髪にとっては、良いのか?悪いのか?

 

 

 

【Q】泡立ちの良いシャンプーは髪にも良いのか?

 

【A】ほとんどの女性の髪には泡立ちが良いシャンプーは悪い影響が出ます。

言い切ってますが、やはり人それぞれ髪の状態は違いますので一概には言えないのですが、それでも僕が提供したいキレイな髪になってもらうためには、ほとんどの方で泡立ちが良いシャンプーはデメリットの方が大きいです。

 

 

汚れを落とすという事は、油分を落とすという事

そもそもシャンプーの目的は、髪の汚れを落とす事が1番の目的なんですが、髪のほとんどの汚れはお湯で流すだけで落ちていってしまいます。

シャンプーの泡の役割は、そのお湯では落ちなかった汚れ「油汚れ」を落とす事です。

泡の正体は界面活性剤と呼ばれるもので、食器洗いの染剤にも、お風呂洗いの染剤にも、界面活性剤は含まれています。

泡立ちが良ければ良いほど、油汚れを落とすパワーは強くなります。

なので、食器も風呂場もしっかりと洗えばぬめりが無い「キュッキュ」とした状態になります。

髪も頭皮もそれと全く一緒で、泡立ちが良ければ良いほど髪も頭皮も「キュキュッ」とした状態になりますね。

泡立ちが良いと油分が残らないように、キレイに洗えたことになります。

 

 

髪にも頭皮にも程よい油分が必要

キレイに洗えるんだから「いいんじゃないか!」と思われるかも知れませんが、食器と髪では素材が違います。

食器や風呂場の素材は、人工的に耐久性の高い物質で作られていますが、髪はたんぱく質で出来ています。

たんぱく質は様々な影響で劣化しやすく、耐久力が強いとも言えません。

 

汚れを落とす界面活性剤は、油汚れだけを落とすわけではなく、髪の成分も洗い流してしまします。

 

劣化しやすいたんぱく質で出来た髪を1日1回シャンプーをして、年間で365回。

1回では大したことが無くても、毎日の繰り返しで髪と頭皮のたんぱく質は確実にボロボロになっていきます。

 

本来毛髪と頭皮は、頭皮から分泌される皮脂が表面に薄く浸透して、毛髪と頭皮を守ってくれているのですが、その天然のバリア機能でさえもシャンプーで落としてしまいます。

そしてさらに、毛髪のたんぱく質もどんどん洗い流してしまいます。

気づいたころには、髪はパサパサゴワゴワしている状態になってしまうんですね。

 

 

泡立ちの良い(脱脂力の強い)シャンプーにはシリコンが使われている

泡立ちが良ければ良いほど脱脂力(油汚れを取り除く力)は強くなります。

食器は洗剤で洗って水で流すと「キュッ」と滑らなくなります。

指で触ると滑りが良いと言うよりは、引っかかる感じですよね。

 

髪ではどうでしょうか?

泡立ちの良いシャンプーのほとんどはお湯で流した後は、引っかからずに手触りが良いと思います。

この手触りの為にシリコンポリマーが使われています。

シリコンやポリマーは、髪の表面に膜を張って手触りを良くする効果があります。

シリコンやポリマーは髪自体には、何も悪影響を及ぼしません。

 

本来ならば油分が全くなくなって、滑らずにキュッと引っかかるはずの髪が、シリコンやポリマーによって滑らかな手触りに変わります。

髪は食器や浴槽のようにぬめりが無い場合、きしんで引っかかって髪が傷んでしまったと思うかも知れません。

きしみや引っ掛かりが出来ないようにシリコンを使ってカバーしているんです。

 

泡立ちが良ければ良いほど、髪の油分を奪ってしまう可能性が高いのです。

 

 

ノンシリコンシャンプーは必ず良いとは限らない

じゃあ、やっぱり「ノンシリコンシャンプーだよね」となりますが、ノンシリコンシャンプーも様々なので髪への影響力はピンキリです。

シリコンはポリマーの一種で、シリコンでなくても効果は同じような成分が存在ます。

 

シリコンと呼ばれる成分を含まなければ「ノンシリコンシャンプー」と呼べるので、従来の脱脂力が強いシャンプーのシリコンだけを別の成分に代える事によって、「ノンシリコンシャンプー」と呼べるようになります。

実際にそういった商品もいくつかあります。

(ちなみにトリートメントは、オーガニック商品以外はほぼ確実にシリコンやポリマーは使われています)

 

 

本当に使ってほしいのは、髪の油分を必要以上に取り過ぎないシャンプー

ノンシリコンシャンプーという言葉に惑わされるのではなく、本当に使ってほしいのは髪と頭皮の油分を取り過ぎない程よい洗浄力のシャンプーです。

(当たり前ですが髪質によって丁度良い洗浄力は異なります)

なおかつ髪に栄養分を与えてくれて補修効果のあるシャンプーならなお良しですね。

 

髪は肌と違って再生することが出来ないので、一度受けたダメージはそのまま最後まで残っていきます。

それがどんどん積み重なったときに、パサつきや枝毛として表れてきます。

髪が傷んでしまってからのヘアケアよりも、髪が傷まないように扱うためのヘアケアをおススメしています。

 

 

今のところ一番おススメなのは「oggiotto」

自分が実際に使って比較した中でのおススメになります。

髪を優しく洗ってくれて、しっとりまとまる仕上がりになりますよ。

 

オッジィオットの詳しい説明は下記のリンクからどうぞ。

ホームケア用の「オッジィオット」シャンプートリートメントの説明

サロンで行う「オッジィオット」トリートメントの説明

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