黒染めを明るくしたい人もいれば、暗くする必要がある人もいます。
黒染めをした髪を明るくしたい悩みをお持ちの方を、担当していて思うのが、
「なんでこんなにしっかりと真っ黒にしちゃうんだろう?」
長期で暗くしていないといけない方の場合は、しっかりと真っ黒にする場合もありますが、そうでもない場合もあるわけで黒染めから明るくしたいと相談を受ける場合も、そんなに真っ黒にする必要なかったよね?と思うことも多々あります。
黒くしたい期間に合わせて黒染めを!
実習があるから、内定式があるから、就活があるから・・・etc
黒くするときにも色々と理由がありますが、それぞれで暗くしておかないといけない期間というのは変わります。
内定式なら1日だけどか、実習なら1週間~2週間だけどか。
その時だけベストな暗さだと良い訳ですよね。
だけど、あとの事を考えずに黒染めとオーダーされたからしっかりと黒染めをしてしまう美容師が中にはいるんですよね。
その時だけ良ければそれでいいのか?
そのお客様の人生はその後もずっと続くはずです。
その中で真っ黒な髪にストレスを感じる場面も出てきます。
その時に髪にダメージを出来るだけ与えずに、スムーズに髪色をチェンジできるのか?
そこまで考えてあげないと、お客様を不幸にしてしまう結果になってしまうんじゃないでしょうか。
以前書いた記事はこちら。
今回は、1日だけ暗く出来れば良くて、真っ黒じゃなくても大丈夫そうなイベントだったので少し明るさが残る程度に。
もとの髪の明るさは、12トーンくらいのベージュ系の色だったんですが、写真撮り忘れました・・・
6トーンくらいの仕上がりです。
髪はまとめて屋内で研修とのことだったので、このくらいでも問題ないレベルです。
大体1週間くらいで明るさが徐々に出てくるように設定して、1ヵ月~1か月半くらいで元の明るさに戻るように調節しました。
まぁ、ほとんど黒に近い感じですが、光を透かすとうっすらと明るさが出てくる程度です。
今回は、ラベンダーアッシュ系のカラー剤で髪に暗い色素が残りにくいように設定しました。
大事な日の為にピンポイントで黒髪にした後、徐々に明るさが出てくるようになります。
もう黒にしかしないとか、1年以上黒髪じゃないといけないとかじゃない限り、黒染めを使うことは滅多に無いんですがね。
黒染めを落とすときの髪のダメージも考えるとあまり使いたくないですしね。
黒染めをお考えの方は、そういった事も踏まえて美容師さんと相談して頂くと良いかもしれません。
黒染めを甘く見ると痛い目にあいます(笑)