サロンワークで感じた事。
気持ちが強いと感じた「私たちの仕事ですから!」
ある3年目アシスタントの言葉が耳に残りました。
「大丈夫です。私たちがやる仕事ですから!」
サロンワークには流れがあって、お客様を迎え入れてから施術し、お見送り後の席をキレイに片して、また次のお客様を迎え入れる。
その流れの繰り返しなのですが、席数が多ければ多いほどその流れは目まぐるしく流れていきます。
その中でお見送りした後の席をキレイに片して次のお客様をご案内出来る状態にする事は、スタイリスト、アシスタント関係なく出来る事です。
空いてるスタッフが率先的に片しに入ります。
僕らももちろん片すのですが、大抵はアシスタントの人が、スタイリストが片す作業であったり床掃きであったりをしていると、代わりに来る事がほとんどです。
「いいよいいよ。これはやっとくから、あっち片して」
とか言うと大体は遠慮してか、別の作業に取り掛かる事が多い。
だけど先日はこんな事言われました。
「いえ、これは私たちの仕事ですから、谷垣さんはやらないでください!」
アシスタント時代は徹底的に掃除を叩き込まれて、「先輩には掃除させるな!」と教え込まれて来てた僕は「おおっ!めちゃ熱いやん!」と感動しました。
昔はスタイリストが掃除してるところなんて、ほとんど見たことが無かったけど(僕がアシスタントの時の環境だけ?)、今はスタイリストでもみんな当たり前に掃除してます(うちの店だけ?)。
みんなが掃除するようになると、「みんなで掃除するもの」って空気に環境が変わっていくんだけど、「スタイリストも掃除する」に空気が変わっていく。
アシスタントの皆は「自分が掃除をしないと!」ともちろん思っているんだろうけど、「掃除やってくれるんだ。ありがとうございます。」とも思ってるはず。
昔が良いとか、掃除が嫌だとか言ってるんじゃなくて、スタイリストでもガンガン掃除しますよ。
ただ、その発言をした子からは、「自分の仕事に対するプライドとそこから生まれる熱さ」を感じたんですよね。
ちょっとした言葉だけど、とても響きました。
「私たちの仕事ですから!」
じゃあ僕らスタイリストの仕事は?
・・・考えるまでもなく出てきますね。
明日からも頑張ろうー!