こんにちは!
今回は、カットのビフォーアフター紹介です。
と言っても、バッサリカットとかではなく、綺麗に伸ばしていくための整えカットです。
毛先のアウトラインの繋がりや、レイヤーの入れ方などで見た目も大きく変わりますので、その変化を動画で撮ってみました。
髪を整えるだけのカットでどんな感じに変わるか?
今回カットしたのはお客様では無いんですが、やってることはサロンワークと全く一緒です。
モデルさんのビフォーはこんな感じです。
モデルさんデータ
・カットは3ヵ月くらいしていない
・只今伸ばし中
・めっちゃ重たいのが気になる
・全体的に重たい印象
・毛先がまとまりにくい
・前髪が伸びて重たいので顔に立体感が無い
カット前の状態はこんな感じです。
カットするのは毛先を整えてレイヤーを調節する事と、毛量を取り過ぎない程度で減らして、扱いやすく重めシルエットだけど軽く見せる事。
長さはほぼ変えることなく、毛先を整えて必要があれば切りそろえる事にしています。
前髪は、長いとモデルさんにはバランスが悪いと感じたのでカットしました。
カットの最初から最後までは動画で撮ってますので、暇な人は見てみて下さい。
いやー長い動画でしたね・・・
見てると自分のカットにダメ出ししたくなります(笑)
だけど、こうやって自分の技術を見返すのはとても勉強になるので、今後のカット技術向上に繋げていきます。
そして、カットし終わった状態がこんな感じです。
カットして変わったポイント
全体的に立体感が生れた事
顔周りの重かった髪の毛にレイヤーを入れ直し、顔周りのボリュームが出過ぎないように調節したので顔に立体感が生れました。
バックの髪はこれまで入っていたレイヤーをほぼ残し、まとまりやすい様に毛先を整えたので重みは残ったままです。
後ろの髪のボリュームの前にサイドのレイヤーが入った髪が来るので、後ろから前にかけての立体感が生れます。
結果的に顔に立体感が出てくるので、のっぺりした感じがなくなりバランスが良くなります。
前髪を作り顔のバランスを整える
モデルさんは面長な方なので、前髪が長ければ長いほど縦長のシルエットに見えやすくバランスが悪くなるので、前髪は目の上で流す感じで顔の形を整えました。
ワイドバングにしても良かったのですが、顔が膨張して見えそうだったので前髪のサイドに落ちる髪の毛を活かす方向で調節しました。
前髪にボリュームを出しやすい様にし、立体感が出るようにしています。
トップのレイヤーを整えて全体的にすっきりしたイメージに
最初からトップにレイヤーが入っていたのですが、伸びてきてバランスが悪くなってしまっていたので、レイヤーを入れ直し整えています。
毛量は毛先がまとまりやすいくらいの質感調節と、てぐしを通したときの程よい手触りを
モデルさんは後ろの毛が多くて溜まりやすく、どうしても重たい感じになりやすかったので、バックの髪の量を程よく取りボリュームが出過ぎないように調節。
毛先はまとまりやすい様に、すきムラを無くして満遍なく馴染むように調節しました。
と、僕のカットはいつもこんな感じなんですが、お客様の希望に合わせて重さの調節やレイヤーの入れる量の調節は行っています。
常にカットの時に考えている事は、家での髪の扱いがストレスなく行えるか、何もスタイリングしなくてもササっと乾かした状態でバランスのとれたシルエットに出来るか、その状態で周りの人たちにキレイな髪だと褒めてもらえるか。
という所が根本的な考え方になっています。
髪質によってはブローが必要な場合もあります。
どうすれば家ではブローしなくてもまとまりのある髪でいられるのか、ブローがどうしても必要な場合はどうやれば良いのか、そういったアドバイスもいつもしっかりさせて頂いています。
美容師さんによっては、考え方も違いますし、大切に思っている事も違います。
僕がカットしている仕上がりが正解では無いかも知れませんし、もっともっと良いカットがあるかも知れません。
その辺は、常に僕自身も日々勉強してもっとステキなヘアスタイルが提供できるように頑張りたいですね。
ヘアスタイルで悩んでいる方、U-REALM銀座店のガッキーに相談してみて下さい!