【Q】毛先がパサついて髪が綺麗に見えないのですがどうすれば良いか?
【A】こまめなヘアケア、特に保湿に気を付けて髪を扱い、必要な時にはアイロンなどを適温で使いましょう。
まずは髪がパサついて見える原因なのですが、
- 乾燥により毛先の柔軟さが無くなり、髪のまとまりが失われる。
- カットですきすぎている事が原因により、短い毛が表面に沢山出てきてパサついて見えるようになる。
- カラーの退色が進み、毛髪内部の染料濃度がまばらになり光の反射率に差が出る。
- クセ、もしくはダメージにより髪の流れに統一感が無く、光の反射率に差が出る。
- 静電気により髪のまとまりが無くなり、パサツキを感じるようになる。
- キューティクルが完全になくなってしまい、ギラツクようなパサツキを感じるようになる。
これらの原因により、光の反射がまばらになってしまい、パサパサした見た目と触ったときのゴワゴワ感を強く感じるようになる。
パサツキが強い髪は、年齢を感じさせやすく、疲れた印象を与えやすく、普段の髪の扱いにくさも特徴です。
根本的な改善方法と見た目を良くする改善方法
根本的な解決方法は、髪の乾燥を防ぐ、ダメージを与えない、カラーを定期的に行う。
など、毎日のヘアケアだったり、定期的な美容室でのメンテナンスが大切になります。
特に髪の乾燥は、髪のたんぱく質の劣化を早め、パサツキを促進し、それによって起こる弊害は、カラーの染まりが悪くなったり、色持ちが悪くなったり、毛先がまとまらなくなったり、様々な症状が出てくるので、徹底的な髪の保湿を日ごろから心がる事をお勧めします。
ヘアケアでの根本的な髪質の改善はこちらの記事で詳しく書いているのでチェックしてみてください。
髪が水分を保つようになると、髪の柔軟さが高まりまとまりやすくなり、パサツキを感じづらくなります。
とりあえず見た目を良くする改善方法
応急処置的な感じで、とりあえず見た目を良くする事は出来ますが、この場合は根本的な解決策にはならないので、どうしても綺麗な髪の状態にしておきたい時などに使える方法として、理解して頂いておくとよいです。
手っ取り早くパサツキを抑えるためには、少し髪を湿らせてから一度ドライヤーで髪を乾かして、そのあとにストレートアイロンなり、カールアイロンなり、熱を与えるアイテムを使いパサツキを抑えていきます。
熱は一時的に髪にツヤとまとまりを与えてくれるので、いざというときに役立つのですが、あまりにもそれに頼り過ぎていると、その熱によって髪の乾燥がより促進され、パサツキがよりひどくなっていく場合もあるので注意が必要です。
少し髪を湿らせてからドライヤーをするというのは、乾燥しきっている髪をアイロンの熱によってパサツキを抑えようとすると、かなりの高温が必要になったり、熱を与えてもパサツキが収まらない場合もあり、熱によるダメージが大きくなってしまいます。
適度な水分量を残した状態で(濡れている状態は絶対ダメ!)、アイロンを使うと低温でもすんなりいう事を聞いてくれる場合が多いです。
衣類のアイロンがけと似ていて、カピカピに乾燥しきったシャツのシワをアイロンで伸ばそうと思っても、なかなかシワが伸びない事がありますが、少し蒸気などで水分を与えるとすんなりシワが伸びてくれます。
髪も一緒で、適度な水分量が無いといくらアイロンを高温で使ってもパサツキをとれないという事になります。
もう一つは、ワックスやヘアバター系のスタイリング剤を使い、毛先のパサツキをまとめてあげたり、パサツキを直接スタイリング剤で抑える方法があります。
手軽ではありますが、余りつけすぎるとべたべたした質感になったり、重たい見た目になるので、適量を見極めて使う事が大切です。
熱で見た目を良くするのは最終手段になるので、最適な改善方法は毎日のヘアケアから丁寧にしてあげて、髪本来の保湿力を高めてあげることが大切です。