半年たっても落ちない黒染めをブリーチせずに明るく染める【黒染め落とし】

黒染め落としの記事を読んでご来店頂いたお客様の髪の施術例です。

 

半年たっても落ちない黒染めをブリーチせずに明るく染める【黒染め落とし】04

 

 

目次

黒染め落としのブログを見て頂いてのご来店

黒染め落としのブログを見て、LINE@でやり取りさせて頂いたのち、キレイに明るくするためにご来店くださいました。

 

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【黒染め落としの3つの選択肢】ムラになりたくない!キレイに明るくしたい! – 美容師 谷垣良和オフィシャ...

 

ビフォーの写真は撮り忘れてしまったんですが、毛先まで漆黒の状態で全体的に重たく見える感じ。

(毎回ビフォーアフター撮ろうと思ってるんだけど、撮り忘れてしまう・・・)

半年間たってもほとんど落ちていない黒染めはかなりしっかりと染まっていて、一見普通の黒髪に見えるんですが通常のカラー剤ではムラムラな仕上がりになってしまう可能性が高い。

極力髪へのダメージを少なく、今後のカラーにも影響が出にくいように薬剤選定や塗り方などの技術と経験が必要になってきます。

 

 

 

カウンセリングで確認させていただいた事

ご来店頂いたら、まずはカウンセリングで髪の状態を出来るだけ詳しく確認します。

少しでも多くの情報がある方が、髪への負担を少なく最小限に抑えることが出来るし、ムラになってしまうのを極力防ぐ事も可能です。

 

髪の状態

・半年前に美容室で黒染め

・色持ちを重視したのでしっかりと黒染めしてもらった

・4ヵ月前に縮毛矯正

・髪の太さは普通

・黒染めする前は明るすぎないブラウン

・オレンジが出やすい髪質

・2ヵ月後に一度暗くしないといけない

 

希望

・11トーンくらいのアッシュベージュ

・ブリーチは使いたくない

・色落ちしてきたときに金髪になりたくない

 

ブリーチはお客様自身も使いたくないという事でしたし、僕自身も使いたくはなかったので、脱染剤で黒染めをしっかり落としつつ全体的にトーンアップ。

その後、オレンジを抑えつつ希望の色まで調節していくことにし、今回は2回カラーする事にしました。

 

1回目は、髪全体のトーンアップ。

写真撮り忘れ・・・(´-`)

黒染め前の髪の明るさが、ブラウンっぽい感じだったという事で、脱染剤だけで黒染めを落としても明るさはそんなに出ないという判断で、脱染剤+ライトナーで全体的に均一に明るくしていくことに。

脱染剤で黒染めがどの程度抜けてくれるかをチェックしつつ、黒染めがどのあたりから染まっているかを確認します。

黒染めの落ち具合を確認した後、根元の方はライトナーで地毛をトーンアップしておきます。

※縮毛矯正をされている場合、髪が明るくなりにくかったり染まりづらかったりします。

※半年前の黒染めを根元の地毛からしっかりと染めていた場合、中央ラインにうっすらと黒いラインが残ることがあります。

こういった点もお客様に把握してもらうのは、大切な事。

場合によっては、希望より少し暗めに仕上げる可能性もあるので伝えさせて頂いています。

 

2回目は、アッシュベージュ系の髪色にするための色味チェンジ。

写真撮り忘れ・・・(´-`)

脱染剤後の髪の明るさが程よく明るくなってくれていたのですが、やはり中央ラインにうっすらと黒染めの染料が残るラインが出ました。

オレンジっぽさや赤さは思ってたほど出なかったので、

なのでそのラインが目立たなくなるくらいまでの、髪の明るさにすることを伝えて、アッシュをしっかりと染めていきます。

縮毛矯正毛は、アッシュが染まりやすいという特徴もあるんですが、逆に沈んで暗くなってしまいやすいという特徴もあります。

色の染まり具合をチェックしながら、丁度良いタイミングで流していきます。

基本的には、1週間で多少色が落ちることも考え、少し濃い目に染めさせてもらうことが多いです。

 

 

ブリーチ無しのアッシュベージュ系の仕上がり

半年たっても落ちない黒染めをブリーチせずに明るく染める【黒染め落とし】03

オレンジや赤がなくキレイなアッシュベージュに染まってくれました。

中央部分に薄暗く残る黒染めを目立たなくするために、最初に希望していた11トーンより暗めに染め上げています。

明るさでいうと、9~10トーンくらいのアッシュ系。

濃い目に染めたアッシュが1週間くらいで程よく落ちてくれて、丁度良い明るさのアッシュベージュになってくれます。

 

半年たっても落ちない黒染めをブリーチせずに明るく染める【黒染め落とし】02

半年たっても落ちない黒染めをブリーチせずに明るく染める【黒染め落とし】01

ハイライトっぽく見えるのは、黒染めの光を通さない特徴がなくなったので、光の加減でハイライトっぽく見えるためです。

 

 

ブリーチを使わない黒染め落としのメリット

・ダメージが少ない

・色持ちが良い

・色が落ちてきても明るすぎる状態にならない

髪にとっては優しい染め方になりますね。

今後パーマをすることも可能ですし、次回からのカラーの色の選択肢も普通にできます。

 

 

次回暗くしたい時の注意点

せっかく明るく出来たんだけど、学生さんなら実習や就活やイベントなどで、どうしても暗くしないといけないこともあると思います。

その時は、どのくらいの期間暗くしておかないといけないかで、使うお薬を変えていった方が良いですね。

大体の目安ですが、

1週間以内なら、アッシュやグレー系のカラー剤で超濃いめに染める。

1か月以内なら、アッシュやグレー系のカラーを1~2週間ごとにカラーをするか、もしくはラベンダーブラウン系のカラー剤で濃い目に染める。

1か月以上の場合は、1か月ごとにラベンダーブラウン系の濃い目のカラー剤で定期的に染める。

染めなおすの面倒くさい!って場合は、デメリットを分かったうえで黒染め。

 

色々と選択肢はあるので、先の事も考えたうえで提案させて頂きます。

 

 

黒染め落としは、お任せください。

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