重めスタイルがトレンドな昨今ですが、レイヤーが程よく入ったスタイルはガッキーのおススメです。
ショート・ミディアム・ロング、長さ問わずバランスよくレイヤーを入れるスタイルは、色々なメリットを与えてくれます。
僕がいつもお客様にお伝えしている分け目を無くす乾かし方や、トップのふんわりボリュームを出しやすくする為には欠かせないカット方法です。
今回のブログでは、今の時代で一番受け入れやすいレイヤーを使ったヘアスタイル「顔周りレイヤーカット」を詳しく紹介していきますね。
顔周りレイヤーカットとは?
写真のように顔周りに髪の段が出来ていて、顔に一番近い周りの髪に長さの長短がついている事で、顔周りレイヤーカットの幅は、なりたいイメージによって調節することが出来ます。
写真のヘアスタイルはしっかりと顔周りのレイヤーを入れているのですが、レイヤーの始まりがアゴの下くらいからにしています。
この高さよりも上からレイヤーを入れてしまうと、のっぺりとしたイメージになってしまいますし、ちょっと古臭いヘアスタイルに見えてしまいます。
ですので顔周りレイヤーをカットさせて頂くときは、似合うシルエットの雰囲気やお客様の要望を踏まえたうえでカットする幅を決めています。
(この顔周りレイヤーカットは、お客様にドンピシャで似合う幅でカットラインもキレイに揃ったときに、美容師としてのアドレナリンが出まくりますw)
ストレートのロングスタイルは顔周りのレイヤーでイメージが変わる
顔周りのレイヤーカットがあると、内側の髪のシルエットに丸みが出てくるので、顔のイメージが柔らかく感じるようになります。
逆に顔周りレイヤーカットが無い状態だと、内側の髪のシルエットがスッとした状態になるのでスマートで若いイメージになりますね。
上品で大人っぽい、だけど女性らしさも感じれる、そんな雰囲気のスタイルを提案することが多いので、顔周りのレイヤーカットは提案させて頂くことがよくあります。
丸顔さんのコンプレックスを解消する顔周りレイヤーカット
丸顔さんのコンプレックスは、やはり丸く見えてしまうこと、そしてアゴラインが丸く見えてしまうこと。
レングスやシルエットにもよるんですが、顔周りのレイヤーを入れる事でアゴラインの見え方をバランスよくスッとした感じに解決できる場合もあります。
写真のように顔周りにレイヤーを入れてあげると、アゴラインを包み込むような流れになるので、アゴのシルエットを細く見せれる効果があります。
しかし、前述したようにレイヤーを入れすぎると、今度は逆に顔周りの丸さを強調してしまう事になるのでバランスよくレイヤーカットすることが大切ですね。
ボブスタイルのレングスの時も、シルエットによっては顔周りにレイヤーを入れると、より丸さを強調してしまう場合があるので注意が必要です。
ボブスタイルに顔周りのレイヤーをプラスすると?
続いて先ほど、丸顔さんには注意が必要と言っていた、ボブスタイルの顔周りにレイヤーを入れた場合はどうなるか。
重すぎないシルエットになり、ひし形に近いシルエットになります。
この時に丸顔さんの場合は、顔の輪郭がより丸く見えてしまう場合があるので注意が必要ですね。
パッツンボブとかもオシャレヘアで結構流行ってますが、どうしても幼いイメージに見えやすく大人女性には少し抵抗があったりします。
そんな時は、程よくレイヤーを入れたスッキリしたシルエットのボブスタイルがおススメですね。
幼く見える事は無く、上品なスマートボブになります。
前髪ナシの顔周りレイヤースタイルはトップの扱い方が重要
次に前髪が無い場合(前髪が長い場合)に、顔周りにレイヤーを入れた場合はどうなるのか?
巻いているので髪の状態が分かりにくくて申し訳ありません。
前髪を作らない場合、顔周りにレイヤーを入れると顔周りに動きが出やすくなり、髪をかき上げたりするとキレイに流れてくれるようになります。
前髪を作らない場合でレイヤーも入れない場合は、シルエットが縦長ののっぺりした感じになる場合が多く、全体的に重たい印象のヘアスタイルになります。
顔周りにレイヤーを入れるにしろ、入れないにしろ、トップの乾かし方で印象はかなり変わってきます。
根本の立ち上がりを作っておかないと、重たい印象になりますし、折角の顔周りのレイヤーも根元の立ち上がりが無いとキレイに流しにくくなるので注意が必要ですね。
顔周りのレイヤーカットは小顔効果も期待できる
顔の大きさを少しでも小さく見せたい方、前髪の幅を狭めるよりもアゴよりも下の部分にふんわりボリュームを出してあげる方が効果的ですよ。
レイヤーを入れた部分にはボリュームが出てくるので、顔の幅よりもボリュームが出てきます。
そうすると相対的に顔の大きさを小さく見せる効果が出てきます。
前髪も少し流す感じで、おでこの△ゾーンを少しだけ見せてあげるのも効果的ですね。
こういったバランスを取るために顔周りのレイヤーを使う場合もあります。
セルフカット(自分で切る)で挑戦するのは止めてね
なかなかそんなツワモノはいないとは思いますが、顔周りのレイヤーをキレイにカットするのはセルフカットでは不可能なので(もしかしたら出来ちゃう人もいるかも知れませんが・・・)、必ず近くの美容室かいつもしてもらってる美容師さんに相談してカットしてもらって下さいね。
失敗すると直すのに何か月もかかったり、バッサリ切りなおさないといけないかも知れませんよ。
乾かし方を気をつけないと顔周りレイヤーは活かし切れない
さぁ、ここまで顔周りのレイヤーを推しに推してきましたが、この顔周りのレイヤーを活かすためには一つとても大事な事があります!
それは、
「乾かし方を気を付ける事」
これが出来ないと活かし切れない場合があります。
そこまで難しい訳ではないので、少し頑張って実践して下さい。
大事なポイントは3つ!
・地肌を指の腹でこすって乾かす
・下を向いてドライヤーの風を後ろからあてて乾かす
・後ろから前に根元の向きがいくように乾かす
これだけです!
後はストレートアイロンで内巻きにするなり、コテでカールをつけるなりお好みでスタイリングしてください。
詳しくは、文章では伝えにくいのですがお客様には乾かす時に、大事なポイントは伝えさせて頂いています。
上品で大人女子スタイルを目指すなら顔周りのレイヤーはおススメ!
ここまで色々と説明させて頂きましたが、顔周りレイヤーは色々なポイントで使えるカット技術です。
顔周りにレイヤーを入れる事はもちろん、場合によっては全体にバランスよくレイヤーを入れる時もあります。
雰囲気を変える事も出来るし、まとまりづらかった髪をまとまりやすく整える事も出来ます。
少しばかり乾かし方のポイントを実践して頂くだけでヘアスタイルの幅が広がります。
レイヤーは正しく使うと、髪が扱いやすくなる魔法のカットですよ。
レイヤーが大好きな美容師のレイヤー推しの記事でした。