くせ毛矯正でドライヤーで乾かすだけで自然な内巻きにする【ナチュラル縮毛矯正】

縮毛矯正という技術。

「縮毛」というのは、縮れている毛髪のことで、ほとんどのお客様はゆるい「うねり」がある方が多いので、僕は「くせ毛矯正」と呼んでいます。

くせ毛矯正でドライヤーで乾かすだけで自然な内巻きにする【ナチュラル縮毛矯正】

 

 

目次

縮毛矯正はあまり好きではなかった

一般的な縮毛矯正は、1回目のお薬を塗布してその後流し、アイロン操作をしてから、2回目のお薬を塗布して流します。

もちろん真っすぐにはなるんですが、ダメージが強かったり、真っすぐになり過ぎていたり、その時は良くても数か月後にダメージが原因でパサパサしたり、膨らむ原因になっていたり・・・

カラーの技術にも影響があり、キレイな透明感が出にくかったり、色が濁って沈んだ感じになりやすかったり・・・

色々な弊害が付きものでした。

 

だから、僕は縮毛矯正をするお客様は月に1人か2人くらいしかいなくて、くせ毛で悩むほとんどのお客様には、髪のちゃんとしたヘアケアと乾かし方やブローなどでくせ毛を上手く扱えるアドバイスをしていました。

(前髪矯正の方はいらっしゃいます)

髪の乾燥を防ぐために、しっかりと保湿をして、扱いやすい髪に変えていく。

毎日ちゃんとやっていれば効果もあり、くせを上手く扱われるお客様が増えたことは嬉しいです。

 

ダメージが大きい

縮毛矯正の大きなデメリットは本当にこれにつきますね。

ストレートになって一見ツヤっぽく見える髪の毛ですが、実際には大きなダメージを受けていて、髪の内部は乾燥しやすい状態になり、たんぱく変性が進んでいきます。

ストレートにして半年後、1年後に毛先がパサパサして膨らんでくる方などは、ダメージが原因でそのような状態になっています。

これをくせが戻ったと勘違いして、もう一度縮毛矯正をしたりしたら大変です!

 

真っすぐになりすぎる

お薬が強すぎたのか、アイロンの温度が高かったのか、テンションかけ過ぎていたのか、原因は色々ありますが、これも不自然なストレートになるのであまり好きではありません。

髪も真っすぐすぎて硬く感じ、人形の髪の毛のような状態ですね。

毛先がまとまりにくく、普通に乾かすだけでは毛先がバサバサした状態に見えます。

コテでカールを付けたり、ブローしたりする必要があるので大変です。

 

カラーの色が沈む

これは、ご存じない方もいらっしゃるかも知れませんが、縮毛矯正毛は髪質が変わってしまうので、通常のカラーが思わぬ染まり方をする場合があります。

色を吸い込んで染まりすぎる場合もあれば、全く色が入らず染まらない場合なんてことも。

だいたいは、お薬の軟化させすぎか、アイロンの温度が高すぎたことが原因の場合が多いです。

 

 

縮毛矯正の新しい考え方

こういった髪へのマイナス面が多いことから、キレイな髪を提案したい自分からするとあまりおススメできないメニューでした。

だけど、時代が進むとともに、お薬も進化し考え方も進化します。

今までの縮毛矯正の考え方をもう一度学びなおし、なおかつ新しい考え方にインスパイアされ、縮毛矯正の概念をクリアにして改めて考えなおしたときに、「これなら良い感じでお客様に提供できる」と考え付いたのが「くせ毛矯正」でした。

これまで、ネックだった「ダメージ」「真っすぐ過ぎる」「カラーへの影響」をかなり改善して、お客様に提供出来るようになりました。

使うお薬や技術は大きく変わったわけではないですが、自分の中の考え方が変わりました。

 

ダメージを抑える

今までの縮毛矯正は「軟化」と「還元」の2つの作用を使ってくせ毛を真っすぐにしてきていましたが、「軟化」は最小限に抑えて「還元」をしっかりさせます。

そうすることによって、髪への負担が少なく、かつ柔らかい仕上がりになります。

 

真っすぐではなくて、自然な内巻き

これには、「軟化」と「アイロン」が関わってきます。

軟化が強ければ強いほど、アイロンをしっかりすればするほど、不自然なストレートになってきます。

軟化は抑えているので、アイロン操作を温度を少し低め設定し、乾かすだけで自然な内巻きになるカールを作っていきます。

 

透明感もキレイに出るくせ毛矯正

カラーが染まらない、沈みすぎるといった状態は、たんぱく変性が原因で起こります。

柔らかく仕上がるくせ毛矯正では、たんぱく変性を極力抑えるお薬選定と技術でカラーにも影響を及ぼしにくいです。

 

自然な内巻きのくせ毛矯正、実際の仕上がりは?

サロンワークで実際の仕上がりです。

髪質は柔らかめで、全体的に大きなうねりが出るタイプのくせで、ハネたり膨らんだりすることが悩みでした。

(※毛先は、ブリーチ毛が少し残っているのでちょっとぱさっとしています)

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ドライヤーで内巻きを意識して乾かすだけで、自然にカールが付いてくれてまとまってくれます。

髪を触った感じも、柔らかくてナチュラルな仕上がりです。

 

難しい髪質の方は今後キレイにしていけるようにヘアケアをしっかりと。

難しいというのは、ダメージがすでに髪に蓄積されていたり、ブリーチや過去に縮毛矯正をしっかりと強めにしていたり、といった髪質の方の場合です。

毛髪内部のたんぱく質の量も少なくなってしまっているので、思うほどのまとまりが出づらい時もあります。

キレイな髪ほどキレイに内巻きになってくれるので、毎日のヘアケアや髪の扱い方はしっかりとやって欲しいですね!

 

 

くせ毛矯正のご相談やヘアケアのアドバイスなどLINE@で受け付けていますのでお気軽にご相談くださいね。

 

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