ガッキー流「髪質改善」マニュアル

  • 2019年9月15日
  • 2019年9月14日
  • まとめ
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この記事では、いつものサロンワークでお客様に伝えている事をまとめています。

僕がさせていただいているお客様で、美容室で聞いたこと忘れてしまったりした時に読み返していただけると幸いです。

これから紹介する方法は、美容室での技術ではなく家での髪の扱い方で髪質が改善される方法です。

髪質を改善するのに、美容室でのカットやトリートメントなどの技術もとても重要ですが、それ以上に家での髪の扱い方が大きく関わってきます。

その点について理解してもらい普段の髪を扱う習慣から意識してもらえると幸いです。

「髪質改善」の目的

いつもキレイな髪を維持してもらって、気分良く毎日を過ごしてほしい。

普段髪が思うように扱えなかったり、髪に対してストレスを感じていたり。

そんな髪に対する不満やストレスを改善するだけで、毎日が少し気分良く過ごせるようになるし、ヘアスタイルが綺麗に見えるようになるだけでも、他人からの見られ方も変わってきます。

美容室での様々な技術によって、髪をキレイに見せることは可能ですが、その前に何もしていない素髪のコンディションを良くするだけでも髪はキレイに変わっていきます。

「私の髪質は悪い」と思われている方が多いですが、僕からするとほとんどの方はキレイな髪質をお持ちです。

自分の本当の髪のキレイさに気づいていない

と感じています。

1日で髪質が変わることはあり得ない

☑髪がいつも乾燥していてパサパサ

☑引っかかりが多いせいで髪を扱うのがストレス

☑分かれ癖や生え癖が強くトップにボリュームが出ずペタンコになる

☑髪がいつもふくらんでものすごいボリュームが出てしまう

☑髪のうねりが強くいつもまとまらない

☑クセ毛が強くなってしまって暴れる

髪の悩みというのは、人それぞれ無限大にあって数え上げればきりがないんですが、その中の多くの悩みは毎日の髪の扱い方で大きく変わります。

美容室に来ていただくとお帰りの時にはもちろん髪はキレイになります。

カットで整えたり、カラーでツヤっぽく染めたり、トリートメントでダメージ補修をしたり。色々な髪質改善メニューもあったりします。

ただどの技術も髪を元の綺麗な状態に戻すことは不可能で、今の疲れを溜めた髪を出来るだけコンディションが良い状態に近づけてあげたり、綺麗に見せるかと言う目的になります。

例えるなら虫歯になったときに歯医者さんに掛かる事が、ダメージを負った髪でいうと美容師さんに掛かる感じです。

虫歯を治療するときはドリルで虫歯を削り、穴を埋めるためにプラスチックなどで補修します。この状態って虫歯は進行が止まって治ったと言えますが、歯は元の状態に戻ったと言えるでしょうか?

歯は元に戻せないように、ダメージを負った髪も美容室でのトリートメントなどで補修は出来ますが元に戻すことが出来ません。

虫歯を直しても、毎日の歯磨きを怠っているとまた虫歯を作る可能性が出てきますが、髪も毎日のヘアケアを怠っていると髪のコンディションは直ぐに悪化してきます。

髪質が変わったように見せることは出来るが、本来の髪のコンディションに戻っているわけではない

美容室での髪質改善は、髪の病院というイメージで考えていて、本当にコンディションの良い髪を作ろうと思うと、毎日のヘアケアや髪の扱い方が大切なんです。

髪質改善で髪の状態が良くなった時のメリット

  • 髪に自然なツヤが生まれる
  • クセが弱まり、髪がまとまりやすくなる
  • パサツキやゴワツキが収まり、手触りが良くなる
  • 必要ないボリュームが出なくなり、髪型のバランスが良くなる
  • オイルによる不自然な重さが無くなり、サラサラとした質感になる
  • 髪が柔らかくなり、毛先が収まりやすくなる
  • カラーの色の染まりが良くなり、ムラが出にくくなる
  • カラーの色持ちが良くなり、黄色くなりづらい
  • ヘアスタイルを作りやすく、スタイルチェンジにも対応しやすい

本当に色々な面で髪の扱いやすさが変わってきます。

そして、綺麗な髪にするために日常で意識して頂きたいことは2つ。

毎日の生活での髪のダメージを抑える

正しい髪の乾かし方をする

この2点をお客様にはお伝えしています。次からはその内容をお伝えしていきます。

日常で受けるダメージを減らす髪質改善

髪のダメージって美容室でのカラーやパーマの影響が一番大きいと考えていませんか?

もちろん、ブリーチやハイトーンなどの強力な薬剤を使った場合などは髪への負担は大きくなりがちですが、美容室ではその施術に見合った処理方法や技術によって少しでも髪の負担を軽減していきますし、ダークトーンの薬剤の場合は元々優しめですし、ケアカラー(ほとんど髪への負担なし)などのメニューがあります。

日常生活でも髪はダメージを受けており、髪の乾かし方・シャンプーの仕方・日常の乾燥・紫外線・アイロンやコテの熱etc…。様々なダメージの要因がありますが、どれも1回2回では髪に変化を感じるほどの負担はありません。

1日で受けるダメージ量で考えると、美容室での髪への負担が一番大きな存在になりますが、毎日少しづつ少しづつ髪が受けているダメージが1ヵ月溜まったとき、半年溜まったとき、1年溜まったときと蓄積していくと、髪にとって一番のダメージの原因になる可能性もあります。

完全に対応する事が難しい事も多いのですが、原因を知っておく事と少しの意識で蓄積する髪のダメージは意外と軽減出来る場合もあります。

サロンではお客様の髪の状態やライフワークに合わせて必要な事を伝えていますが、ここでは全て紹介していきます。

ダメージの原因は大きく分けて4種類

●薬剤での科学的なダメージ

これは美容室で使うカラー剤やパーマ剤といった髪に化学的変化をもたらして、髪になんかしらの変化をもたらす成分によるダメージです。

何もしないのが髪にとっては一番なのですが、髪色を変えてイメージを変えたり、パーマによって扱いやすいスタイルにしたり、髪をファッションの一部として楽しむためにはどうしても必要になってきます。

こういった技術は一部を除き髪に負担になるので、使う薬剤を様々なメーカーの商品から吟味し導入し、技術的な面では薬剤の塗布の仕方や放置時間の設定など極力髪への負担を最小限に食い止めるように施術し、薬剤塗布前の髪のコンディションを整え薬剤に対する耐久力を高めたり、アルカリ除去といった後処理なども施し、徹底的にダメージを抑える方法をサロンでは行います。

最近では、テラヘルツ機能水やオラプレックスといった今までにない優秀なアイテムの存在もあり、昔に比べるとかなり髪へのダメージは抑えられるようになりました。

日常生活では、薬剤での髪のダメージはほとんど経験することが無いのですが、ご家庭で髪を染める際に使う市販のカラー剤など、セルフで行えるものについては髪へのダメージは大きいのでおススメしていません。

●熱によるタンパク変性によるダメージ

これは熱によって髪の内部のたんぱく質が変化してしまい硬化してしまう現象です。

卵をイメージすると分かりやすいのですが、生卵に熱を与えるとゆで卵になります。

生卵の時は柔軟性を持っていて水分量も多くみずみずしい状態ですが、熱を加えてゆで卵になったときには硬く固まり柔軟性は失われ、水分量も少なくなりパサパサしがちになります。

そして、ゆで卵が生卵に戻ることはありません。

髪も健康な状態の場合は、乾いている状態でもある程度の水分量があり柔軟性を持っていますが、たんぱく変性を起こし水分を保てなくなった状態では、柔軟性を失い硬くなってしまいます。

こうなるとひび割れやすく枝毛や断毛の原因になり、まとまりにくく膨らむような状態になります。

髪も一度たんぱく変性を起こしてしまうと元の状態に戻ることはありません。

美容室での熱でのダメージもありますが、それよりもドライヤーやコテやアイロンといった日常生活で繰り返し使っているアイテムによって少しづつダメージが蓄積している場合が多いです。

濡れている髪で60℃以上で、乾いている髪で90℃以上でたんぱく変性が進んでいき、乾いている状態の160℃以上になると一気に加速していきます。

●摩擦などの物理的なダメージ

これはシャンプー中の髪の洗い方や、タオルドライの仕方、寝ている間の枕との擦れなど、日常生活で当たり前に行っている髪の扱い方が、大きな髪へのダメージにつながっています。

新聞紙を丸めて棒状にした状態をイメージしてもらうと分かりやすいですが、乾いている状態ではある程度硬くて強度があるのが、濡れている状態だと表面を少し擦るだけでもボロボロはがれていきますよね。

髪も乾いている状態では、ある程度の強度を保っていて刺激に対して抵抗力があるのですが、 濡れている状態の髪はとても脆く、シャンプー中にごしごしこすったり、濡れたまま寝たりすると、髪への負担はかなり大きいものになります。

●紫外線によるダメージ

これは紫外線によって髪の成分が酸化し変化してしまう事で、毛髪内部のダメージに繋がります。

それにより乾燥しやすくなったリ、髪の強度が弱くなったり、ツヤを失ったりという症状が出てきます。

紫外線を完全に防ごうと思うと一切外に出なかったりなど人間らしい生活が難しくなるのである程度は仕方ないのですが、紫外線防止スプレーなど少しでもダメージを軽減できるアイテムも多いので普段から意識しておくことは大切になります。

特に夏の海やプールなど(冬の雪山などもそうですが)、紫外線量が特に多い場所に行く際はしっかりとした対策が必要です。

髪の乾かし方で行う髪質改善

毎日の髪の扱い方や乾かし方で改善できる点も多くあります。

毎日どういう乾かし方をしているのか?どういう扱い方をしているのか?毎日の積み重ねが髪の状態に現れ、髪の扱い方に関わってきます。

クセ毛を扱いやすくする乾かし方

扱いが大変な縮毛の方から、ほとんどくせを感じないゆるいクセ毛の方まで様々ですが、日本人の7割の方はクセ毛です。

くせ毛の方はもともと髪の内部の水分バランスが不安定で、日常の湿度などによって扱いづらい状態になります。

乾燥しやすくダメージを受けやすいタイプの髪質が多く、それによってさらに乾燥が進み扱いにくい状態になります。

元からくせ毛の方以外にも、乾燥しすぎの髪やダメージを受けすぎた髪の場合でも独特の髪のクセが現れ扱いにくい状態になる場合もあります。

これらの状態を少しでも扱いやすい状態にしていくためには、「髪の保湿」がとても重要になってきます。

僕が言う「髪の保湿」は、髪の内部が適度に水分を保てる状態の事なのですが、一般的に髪の保湿というと市販のトリートメントなどのシリコンで髪をコーティングする効果を使い保湿したように見せかけたり、洗い流さないオイルトリートメントをたっぷりと付けるといった、油の力で髪を保湿したような状態にしツヤとまとまりを与えた状態とは少し違います。

シリコンやオイルトリートメントなどは、髪の表面のキューティクルを守る効果は期待できますが、髪の内部の保湿力を高める効果はあまり期待できません。

この力だけに頼ってヘアケアを行っていると、重たくべたっとした感じでまとまっているんだけど、髪は硬くゴワゴワ感を感じる状態になります。

逆に髪の内部の保湿がしっかりと行えていると、柔軟性がありさらっとしたまとまりがあり、クセも弱くなったりまとまりやすくなったりします。

その為には、毎日使うシャンプーの種類やトリートメントの種類、洗い流さないトリートメントの乳液タイプを使ったり、いつもの習慣を少し変えてあげる必要がありますが、その効果は1ヵ月後半年後1年後と確実に髪のコンディションに現れてきます。

生え癖を治す(弱める)乾かし方

☑一部の髪がはねたりまとまらない

☑前髪が思うように扱えない

☑トップの分け目がしっかりと付いてしまってボリュームが出ない

☑ハチ周りにボリュームが出て頭が大きく見える

こういった悩みの原因になっている可能性が高いのが「生えグセ」もしくは「分かれグセ」です。

「生えグセ」には生まれつきのものと、普段の髪の扱い方で知らず知らずのうちに出来てしまったものがあります。

頭頂部当たりの渦は生まれつきの生えグセですが、トップにしっかりと付いてしまっている「分かれグセ」は普段の髪の扱い方でついたものです。

人によっては、襟足の髪の生え方が上を向いて生えていたり、前髪の生え際に渦があって前髪を下すことが出来なかったり、生まれつきの生えグセで治していくには難しい部分もあります。

ですが圧倒的に多いのは、知らず知らずのうちに作ってしまった生えグセの方で、それが原因によって髪が扱いにくかったり、スタイルがキレイにならなかったり、頭が大きく見える原因になっています。

毎日耳に髪をかける人がいつの間にか耳に髪をかけなくても髪に耳に沿うようなカーブが常についていたり刈上げスタイルの男性がメガネを毎日かけていて、フレームで押さえられている髪の部分だけメガネをかけていなくてもへこんでいたりするのも、日常生活の無意識での扱い方で出来てしまったクセになります。

そういった生えグセは、普段乾かすときの方法を正しいやり方に変えてあげたり、パドルブラシという頭皮用のブラシを使って生えグセをリセットしてあげたり、毎日の習慣を少し変えてあげるだけで徐々に良くなります。

髪が本来生えている方向に、生え方を誘導してあげることによって改善出来ます。

ただし、長年の髪の扱い方で少しづつ生えグセが出来てしまったので、それを急に正しい位置に治すことは出来ません。

毎日の髪の扱い方の積み重ねで、少しづつ変化を感じることが出来ます。

ボリュームを抑える髪の扱い方

髪の膨らみ(ボリューム)については、過去の記事でも紹介していますのでそちらも合わせてチェックしてみてください。

家での髪の扱い方で髪のボリュームを抑えるには、ボリュームの原因が何なのか理解しないと、正しい対処法が出来ません。

ボリュームが出る髪の乾かし方をしている

髪を乾かすときに髪の生え方に沿って乾かすと、ボリュームが収まりやすく生えグセも出なくなりますが、逆にその生えグセに逆らうように乾かしているとボリュームが極端に出やすくなります。

日本人はハチが張っている方が多く、髪の流れに逆らって乾かした髪がハチ周りに集まりボリュームが出てしまい、頭が大きく見えてしまう場合もあります。

元々根元の向きが横に向かっていたりして、ボリュームが出やすい方もいらっしゃいますが、そういった場合でも根元の向きを意識して乾かすことで、ボリュームの改善に繋がります。

エマルジョンタイプの洗い流さないトリートメントを使う

当たり前なんですがクセ毛の方はストレート毛の方よりもボリュームが出やすいです。

そしてクセ毛の方は髪が乾燥しやすく、髪は乾燥しすぎるとまとまりを失い空気を含みボリュームに繋がります。

乾燥しすぎの髪の場合は、パサパサとしたうねりとは違うツヤのない状態になります。

乾かす前の髪が濡れている状態で、エマルジョンタイプのアウトバストリートメントを使うことによって、髪の保湿力を高め乾燥からくる髪のボリュームを抑えることが出来ます。

しっかりと保湿していれば、意外とボリュームだけでなく元々のクセ毛も弱まったりまとまりやすくなります。

ナイトキャップを使って寝る

朝起きたら髪が爆発してしまって、朝のスタイリングが大変・・・という方は、寝ている間に枕などに髪の水分が吸い取られ必要以上に乾燥してしまっている可能性があります。

シルク製のナイトキャップなど、保湿力の高いものを使うことによって、朝起きた時の髪がツヤツヤでしっとりまとまっている状態になります。

適度にブラッシングをする

髪がダメージを受けているのが原因で、髪のもつれや引っかかりが原因でボリュームが出てしまう場合には、目の粗いパドルブラシやクッションブラシなどでもつれを解いてあげることによって、ボリュームが収まりツヤ感も生まれます。

持ち運びしやすい「タングルティーザー」という商品も人気です。

髪の内部保湿力が高いインバスヘアケアを行う

毎日お風呂で使うシャンプーやトリートメントも何を使うかによって髪の状態は変わってきます。

シャンプーやトリートメントは商品によって値段が違いますが、その値段による違いはどこに現れると思いますか?

分かりやすいのが晩にシャンプーしてトリートメントして、一晩寝て起きた後の髪の状態、しっかり髪の内部保湿をしてくれるタイプは朝起きた状態でも髪のしなやかさを感じやすい。

毎日のインバスヘアケア積み重ねが、1ヵ月後2ヵ月後の髪の状態にも大きく影響してきます。

無理なく出来るヘアケアから少しづつ取り入れていく

色々な髪質改善方法をお伝えしていますが、これらすべてを今日から取り入れるとか到底無理な話です。

無理なく毎日続けられるように、簡単な方法からやってみてそのうち習慣になると一番良いですね。

サロンではお客様に合ったヘアケア方法の中から、一番効果を感じやすい方法をピンポイントで紹介させて頂く場合が多いので、書いているすべてをお伝えしたりはしていません。

毎日の習慣が変わるだけで、貴方の髪質はもっと良くなる

ここまで長い文章を読んだ方は、きっと続けられるはずです(笑)

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